
WEBサイト制作時に覚えておきたい!
公開サーバーを準備するときのポイント
What Every Web Developer Should Know! Key Points When Setting Up a Public Server
WEBサイトの公開に向け、ホスティングするサーバーを選ぶことはサイト運営の中でも重要な項目です。自分が望むようなスペックが備わったサーバーを1から構築してしまうのが理想ですが、技術的なハードルも高くなるのも事実のため、今回はレンタルサーバーを準備する際に確認すべきポイントを分かりやすく解説し、各項目ごとのチェックポイントをご紹介いたします。
機能面やお引越し(移管時)の注意点、さらにはサポート体制など、後々のトラブルを避けるために今からしっかりと検討しておくことが肝心となりますが、選定する際の参考としてぜひご覧ください。
目次
Text あなたのWEBサイト運営に必要な機能はどれ?
レンタルサーバーを選定する際は、ご自身のWEBサイトでどのような機能を利用するかをチェックしましょう。メールサーバーが充実していれば、ドメイン独自のメールアドレスを使用でき、企業や個人のブランディングにも寄与します。また、WEBサーバーの処理能力は、アクセス数に応じたスムーズな表示を実現するためにも不可欠です。さらに、データベースの利用が可能な環境は、Wordpressを始めとした動的なコンテンツ管理を実現し、WEBサイト運営の幅を広げます。
セキュリティ面にも考慮する場合、不正アクセス対策やウイルス対策が講じられる機能が備わっているかを事前に確認する必要もあり、他にもバックアップ機能や将来的な拡張性も検討するうえで重要な判断基準となるでしょう。
こんなポイントをチェックしよう!
- メールサーバーの有無とフィルタリング等の機能性
- 高速処理が可能なWEBサーバー
- データベースが利用可能か否か
- サーバー自体のセキュリティ対策の実施状況
- ホスティングデータのバックアップ体制
Text 新規公開?リニューアル?それともただのお引越し?
WEBサイト公開の状況により、レンタルサーバーの選定基準は変わります。新規公開の場合、初期設定がシンプルで、拡張性に優れた環境が理想です。
リニューアル時は、既存データとの連携やカスタマイズの柔軟性が求められ、旧環境との互換性が重要なポイントとなります。
また、既存のWEBサイトから引っ越しの場合は、移行作業を負担軽減するためにも、メールやドメイン設定のスムーズな引継ぎが必須となるでしょう。それぞれのパターンごとに必要な条件を事前に整理し、後々トラブルに発展しそうなポイントを未然に防止できるようにしておくことがとても重要です。
こんなポイントをチェックしよう!
- 新規公開の場合の初期設定の容易さ
- リニューアル時の既存データとの互換性(サーバー自体のスペックや利用アプリケーションの種類等)
- WEBサイト移行時のメール・ドメイン引継ぎ設定等
- トラブルや疑問が生じた際のサポート体制の充実度
Text WEBサイト引っ越しの肝!ドメイン移管時には何が必要?
ドメイン移管を円滑に進めるためには、事前の準備が不可欠です。移管手続きに必要なオースコードの発行は最重要なポイントとなりますが、オースコード自体がないと、そもそも移管手続き自体が進められないため、取得方法や有効期限の確認を元々契約している会社に確認しておきましょう。なお、契約会社によっては手続きが煩雑になる場合もあるため、期間的な余裕をもって手続きを進めたほうが安心です。
また、旧サーバーで利用しているメールサービスなど、移管後に継続利用する場合は、ドメインに紐づいたサービスも移行対象になるため、設定内容を引継ぐことが必要となります。さらに、サブドメインの有無やその設定状況についても事前に確認し、移管後にWEBサイト全体の構成が乱れないよう準備を進めることが大切です。
こんなポイントをチェックしよう!
- オースコードの取得と有効期限の確認(手続きは余裕を持つのが非常に大事です!)
- 旧サーバーのメール設定の整理
- サブドメインの存在と設定内容のチェック
- 旧業者での移管手続きのフロー把握
- 移管後に発生する動作確認の整理
Text レンタルサーバー会社の特徴を理解しよう
レンタルサーバー会社選びは、デザインや操作性、料金、サポート体制など多方面から評価する必要があります。デザインが古く、コントロールパネルが使いにくいと、運用時のストレスが増大します。また、サーバーのスペックが古く、メンテナンスが十分に行われていない場合、セキュリティリスクやパフォーマンスの低下が懸念されます。料金が不当に高い場合も問題ですが、安価すぎる場合は必要な機能やサポートが不足している恐れもあるので注意しておきましょう。
ご担当される方のITリテラシーが高い場合はチャットやメールでのサポートでも問題ありませんが、もし初心者の場合は「電話対応があるのか?」なども併せてチェックしておくと良いでしょう。
こんなポイントをチェックしよう!
- 最新デザインの採用と使いやすいコントロールパネル
- 十分なサーバースペックと定期的なメンテナンス
- 適正な料金設定と透明な費用体系
- 自分のITリテラシーに合ったサポート体制
- セキュリティ対策が十分かどうかの確認
Text まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はレンタルサーバーを選ぶ際に気にしておきたいポイントをご紹介いたしました。
公開サーバーの選定は、WEBサイトの安定運用やセキュリティの確保に直結する重要な作業です。各ポイントをしっかり確認し、自身のサイト運営に最適な環境を整えることで、トラブルを未然に防ぐことができますので、しっかり検討することをオススメいたします。
なお、ご依頼頂くお客様の中で、もしご自身で用意するのが難しいと感じる場合は、当社が最適なものをご用意させて頂きますので、担当窓口までぜひお気軽にご相談ください。